2024/02/27 16:10
今回は初回ということもあり、竹粉添加量をかなり少なめにしました。それでもドライブレンドだと結構難易度が高く、満足いく部分を取れたのは数m程度。
竹粉は造形品の反りを抑える目的で使いました。竹粉はアスペクト比が大きいことで知られています。収縮を下げるためにはガラス繊維や炭素繊維がよく使われますが、生分解を考えた時に受け入れにくい面もあり、今回はあまり使いたくありません。バイオマスかつ高アスペクト比、入手が容易ということで、今回は竹粉としました。
細かな粒が竹粉粒子です。若干竹粉が配向している感じもします。今回の添加量では効果が微妙かもしれませんが、添加量調整で造形時の反り軽減が期待されます。
フィラメントにあった凝集が気になりましたが、今回は何とかノズル詰まりを起こさずに造形できました。
竹粉の添加によって、フィラメントの吸水が増えます。ただでさえ吸水率が大きい酢酸セルロースの吸水をさらに増やすことになりますが、案外造形はうまくいくこともわかりました。