2024/12/11 10:35

ねりけし状生分解性樹脂の試作を行いました。酢酸セルロース樹脂に可塑剤を添加して、エラストマーのような特性にしたものです。

手でこねてちぎったり、再びくっつけたりなど自由に形を変えられます。

シリコンの容器に蓄光顔料と樹脂を投入しました。柔軟なため、手練りで粉体を混ぜることもできます。

練って蓄光顔料を混ぜていきます。きなこ餅のような感じです。

蓄光顔料を混ぜてもそれほど伸びは変わりません。

暗所での様子。そこそこ光ってくれます。

引き伸ばしても明るさは維持されます。

釣りの用途に良さそうだと思い、ジグヘッドにとりつけてみました。

あらかじめ準備しなくても、樹脂を持ち込めばフィールドで使えるため、状況に応じた使い分けができそうです。

樹脂だけだと集魚効果がないので、追加でイワシ油を練り込んでみました。

ねりけし蓄光樹脂にイワシ油を一滴落とします。

イワシ油を練り込んだところ。外観は変化ありません。わずかにつるっとした感じになります。油はゆっくりブリードアウトされるので、集魚効果が長時間持続することが期待されます。あまり油を入れるとベタベタになって扱いにくくなるので、添加量は微量がよさそうです。微量でもしっかりにおいがつきます。

イワシ油を練り込んでも蓄光に変化はありません。

蓄光+イワシ油以外にも、釣り餌の粉を混ぜ込んでもいいかもしれません。釣り用品としての使い方以外にも、いろいろおもしろい使い方ができそうです。