2025/02/11 14:03

釣りでの使用を想定して、生分解性ねりけし樹脂をシルバーにしてみました。

キラキラな光沢を出すためには単純にはアルミ粉が思い浮かびますが、微小な金属粉はあまり人体によろしくないため、マイカが使われることがあります。

マイカは化粧用途にもよく使われていて、人体や環境面でも安全性が高いと考えられています。ねりけし樹脂を少し伸ばして、マイカの袋の中に入れ、軽くまぶしてみました。

表面がキラキラになりました。

後はこれを練ってまぶし、練ってまぶしを数回繰り返します。

全体にキラキラした光沢が出てきました✨

ワームっぽく指で伸ばしてみました。

この生分解性ねりけし樹脂ですが、そこそこは強度はあります。こんな感じで細く引き伸ばして、

ぐるぐる振って回転させます。

ちぎれずに形を保っています。水中であれば抵抗もあるので、そこそこ形状は維持してくれそうです。

ジグヘッドへの取り付けは、針を刺して通すというよりは、埋め込んでいくという形になると思います。

慣れれば数十秒あれば形を整えられます。

崩れたり切れたら形を整え直したり、付け足したりもできるほか、使い終わった後で回収して再利用もできます。練っている間は体温が樹脂に伝わるので柔らかくなりますが、水中では温度が下がるので適度な硬さになるという特徴もあります。

そして、なによりロストしても分解してくれます。湖底や海底にはたくさんの釣り用ワームが分解されないまま沈んでおり、環境面で問題になっています。多くの市販ワームは塩ビプラスチゾルで、塩ビも可塑剤も分解しません。

釣り場に放置されたゴミと一緒で、ワームも水中に残れば釣り人が出したゴミになってしまいます。興味があれば生分解性ねりけし樹脂をぜひ一度お試しください。