2025/07/04 08:57


🎣釣り用生分解性ねり樹脂 FAQ
Hamamatsu Micro Maker Faire 2025用

ねり樹脂について、聞かれそうなことをまとめておきます。出展内容などを見てもよくわからない方は参考にどうぞ。

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Q.「ねり樹脂」とは何ですか?

A. 「のばす・ちぎる・つける」が可能な新感覚の生分解素材です。粘土ライクな使い方ができ、お好みの粉末をねりこんでルアーやエサを自作できます。

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Q. 釣りでどうやって使うのですか?

A. 必要な分をちぎって形を整え、針先につけて使います。エギ、ハードルアー、チモト、ラインなどにつけることもできます。

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Q. ワームの代わりになりますか?

A. ある程度ワームに近い使い方はできます。ただし水中でヒラヒラするアクションはつけにくいです。あくまで市販のワームとは特性が異なる別の素材とお考え下さい。

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Q. 使っていて針から外れたりしませんか?

A. 粘着性があり外れにくい素材です。セット時に指で軽く転圧するとさらに取れにくくなります。

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Q. 型込め成形して使えますか?

A. 型込め成形は非推奨です。大まかな形状であれば可能ですが、弾性回復が起きて形が崩れやすいため、微細な形状は難しいとお考え下さい。

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Q. 固まりますか?

A. 固まりません。非硬化性の樹脂となります。


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Q. べたつきませんか?

A. べたつきは少ない素材です。手が汚れにくく快適な釣りができます。

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Q. どれくらいの期間で分解しますか?

A. できたばかりの素材でデータがありません。原料として使っている酢酸セルロース樹脂の分解は、環境にもよりますがおおむね3年程度といわれています。ねり樹脂は可塑剤を多量に使用しており、全体として分子量が低いため、酢酸セルロース樹脂よりも生分解速度は大幅に速いと考えられます。

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Q. 「酢酸セルロース樹脂」とは何ですか?

A. 植物の構成要素であるセルロースを化学的に変性し、セルロース分子に酢酸をくっつけたものが「酢酸セルロース」です。この酢酸セルロースに可塑剤を加えると「酢酸セルロース樹脂」になります。 酢酸セルロース樹脂は生分解性プラスチックとして注目されており、大阪・関西万博でも大型3Dプリントされた建築物が展示されています。

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Q. 「可塑剤」とは何ですか?

A. 透明でサラサラな液体です。プラスチックを柔らかくするために使われます。ねり樹脂では食品添加物としても使われる安全性の高い可塑剤を使っています。

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Q. 注意事項はありますか?

・幼児の手の届くところに置かないでください
・口に入れないでください
・移行防止のため使用後は袋に入れて保管してください
・衣服などにつくと取りにくくなることがあります

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Q. 長期保管はできますか?

A. できたばかりの素材でデータがありません。今のところ5か月程度の保管実績があります。組成上は分離や変質が起きにくい素材です。使用後は軽く水洗い・陰干し後に袋に入れ、冷暗所で保管してください。