2026/01/04 09:55
熱可塑性デンプンのTgは、使われているデンプンが何を原料としているかで異なってきます。
可塑剤を含まないデンプン単体で見てみると、エンドウ豆、小麦、ジャガイモ、ワキシーコーン由来のデンプンについて、Tgはそれぞれ75、143、152、158℃です。デンプン中のアミロース含有率が高い製品ほどTgは低く、柔軟性が高い傾向があります。
可塑剤としてグリセリンを使った熱可塑性デンプン(TPS)でも、Tgはデンプン原料による差がみられます。

20%グリセリンのTPSはTg=90~100℃ほど、25%グリセリンのTPSは40~50℃ほどとなっています。
アミロース含有量が高いTPSは、アミロース含有量が少ないTPSよりもTgが低くなります。アミロースの分子量が低く分岐構造を持たないため、デンプンの自由体積が大きくなり、高分子鎖の一部が、より容易に移動できるためと考えられています。
