2026/09/26 11:51

私の方では酢酸セルロースフィラメントの造形でマスキングテープを使っています。

いまどきベッドにマスキングテープを貼るのは時代遅れな気もしますが、酢酸セルロースではこれを使わないとうまくいかないのでこうしています。

理由があって、これも可塑剤が関係しています。酢酸セルロースの造形ではベッド温度をTgより上げる関係で、ベッド定着面からわずかに可塑剤がしみ出しつづけます。この可塑剤の吸収には何らかの吸着材が必要です。マスキングテープは紙が可塑剤を吸い取ることで吸着材として機能してくれます。マスキングテープがないと、長時間造形する際にやがてベッドからはがれてしまいます。

これが繰り返し使って定着が悪くなったマスキングテープです。わずかにハニカムの痕が残っていますが、これが可塑剤を吸ったところです。さわるとツルツルしています。

もう一つの理由は、定着用塗剤として酢酸セルロースのアセトン溶液を塗っているためです。ビルドプレートはPEIコートされていて、アセトンを使わないようにとなっているので、マスキングテープの上にアセトン溶液を塗る形で対応しています。

マスキングテープは繰り返し使用すると次第に定着が悪くなってきます。だいたい造形10回程度での貼り替えが目安です。

ですが、これをよく忘れてしまい、造形がうまくいかなくなったけどなぜだ?となって、そういえば最近マスキングテープ変えてなかったな…となることが多いです。やはり管理は重要ですね。