2024/03/08 12:08


酢酸セルロースフィラメントでルアーの造形を行いました。

酢酸セルロース樹脂は生分解性が高いということで、ルアーで興味を持っていただいている方も多いです。環境に優しい釣り具というのは最近トレンドになっていて、釣具のお店でも環境配慮型の商品をよく見かけます。


モデルはWalk the dog topwater fishing lureを使用させていただきました。


倒れないようにサポートはわりとがっちりめでつけます。酢酸セルロースはわりとサポートは取れやすいです。それほどサポートを減らすことを考えなくても、わりとうまくいきます。


造形後、ベッド外し前。造形自体は特にトラブルなく終了しました。


サポート外しの様子。サポートは簡単に外せました。ノズル先端トラベルの際に若干糸引きが出ます。細い箇所がサポートと糸引きでつながっていた場合は、勢いよく外すと折れてしまうことがありますので要注意です。

もし折れてしまった場合でも、アセトン溶着で簡単に復旧ができます。サポート外しにかかわらず、酢酸セルロースの場合は折れてしまった場合でも簡単に直せるので、あきらめずに復旧をトライしてみてください。


ペーパーナイフで糸引き除去してアセトン塗布で仕上げたのがこちらです。

今回は、この造形品にさらに加工を施します。新たに検討を行っている生分解集魚用塗料を塗って、集魚機能を付与したルアーに仕上げたいと思います。