2026/04/09 19:03

Nature3Dがオンラインセミナーで講演をさせていただくことになりました。

内容はこんな感じです。昨年のKISTEC講演をベースにし、研究開発者・製造担当者向けにさらにアップグレードした内容をお話しさせていただきます。

セミナー全体のパンフレットです。情報技術協会様よりお招きいただいています。
これから各企業様にパンフレットが発送されます。技術関係の部署の方には回覧されるかと思いますので、もしお手元に届きましたらご覧ください。
3Dプリンタは、これまで装置としてのプリンタが目覚ましく発展することで普及が進みました。当時はおもちゃに過ぎないといわれたこともありましたが、最近は企業でも採用が進んでいます。
ただ、3Dプリンタで造形はできても、その材料となるフィラメントについてはどう作ったらいいか、どのような考え方に基づいているかは情報が少なく、ユーザーが材を自由にアレンジして使うようなフィラメントの開発は、まだ端緒にもついていないというのが現状です。
セミナーでは経験のない方でも理解いただけるよう、わかりやすく説明をさせていただきます。石油化学原料が大きなひっ迫を受ける大変な中とはなりますが、興味がありましたらご参加いただければ幸いです。
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セミナー名:3Dプリンタの樹脂材料の開発事例と用途展開
日時:2026年5月29日(金)10:30 ~ 15:30
主催:技術情報協会
★講演テーマ
3Dプリンタフィラメント企画開発と小型押出機における製造方法
★講演時間
14:30 ~ 15:30(1時間)
★習得できる知識
・フィラメント用の樹脂に求められる特性
・導電性フィラメントおよび造形品応用事例
・フィラメント押出機(Noztek Pro)の仕様と構成
・フィラメント押出成形の基礎
★講座の趣旨
3Dプリンタ未経験者や自社でのフィラメント開発をご検討の方にも理解できるよう,フィラメントに必要な要素を高分子の基礎を用いながら解説します。また,フィラメント開発事例を交え,低価格な小型押出機(Noztek Pro)を用いたフィラメントの製造方法についてご説明します。フィラメント用材料の基礎・フィラメント開発および少量生産・3Dプリントまで,全体を俯瞰できる基礎知識習得を目指す講座です。
★講演項目
1.フィラメントの企画開発
1.1 フィラメント開発の理想と現実
1.2 3Dプリンタとフィラメント押出機の比較
1.3 フィラメント用の樹脂に求められる特性
1.4 非晶性樹脂と結晶性樹脂の比較
1.5 固化時の収縮の違い
1.6 3Dプリンタにおける層間接着のメカニズム
1.7 分子量分布の二峰化による層間接着改善
1.8 樹脂配合設計の違い(射出成形用とフィラメント用)
1.9 市販フィラメントの例(結晶性樹脂)
1.10 製品展開におけるフィラメントの困りごと
2.フィラメント開発例(HIPS系導電性フィラメント)
2.1 導電性フィラメントの特性と造形条件
2.2 樹脂への導電性付与
2.3 導電性フィラメント造形品厚みと抵抗値変化
2.4 導電性フィラメントにおける造形欠陥の影響
2.5 導電性フィラメント造形品の応用事例
3.小型押出機によるフィラメントの製造方法(Noztek Pro)
3.1 フィラメント押出機の概要(Noztek pro改造版)
3.2 押出成形はスクリューを回すだけ?
3.3 製品開発の流れ(試作から生産まで)
3.4 フィラメント押出用の金型(ダイ)
3.5 金型の基本的な考え方
3.6 金型のダイランド長
3.7 金型にまつわる押出不良の例
3.8 フィラメント径の安定化
3.9 延伸による「ならし効果」
3.10 フィラメント押出延伸の様子
