2022/06/11 09:25

役目を終えたPLA樹脂製品・造形品はどう廃棄するべきか

PLA樹脂は年々需要が拡大しており、2022年現在、世界で最も使われている生分解性樹脂となっています。PLAは3Dプリンタ以外では日本ではあまりなじみのない樹脂ですが、世界ではEUや北米を中心に、石油系使い捨て...

2022/06/02 10:57

フィラメント溶融の挙動について考える

3Dプリントの際、フィラメントはノズルに入った後、外側から熱を受けて溶融しますが、たいていの場合は造形速度が速いため、フィラメントはノズル入口で完全に溶けきりません。程度の大小はありますが、フィラメ...

2022/05/30 20:23

3Dプリンタの吐出を構成する4つの要素

3Dプリンタの吐出は複雑ですが、現象で考えると次の4つの要素で構成されると考えられています。1) フィラメントの供給2) 樹脂の溶融と流動3) 出口での樹脂膨張と押出方向の引き伸ばし4) 定着と水平方向の引き伸ば...

2022/05/29 19:26

3Dプリント鋳型で立体交差の鋳造をやってみた

今回は立体交差の鋳造にトライしました。普通の鋳型では実現できない形状です。以前から行っている鋳造は、基本的にはたい焼き型のモールドで、型を抜くことを考えると形状には制約があります。そこで発想を変え...

2022/05/23 21:31

透明なプラスチックと不透明なプラスチックは何が違う?

プラスチックには透明なものと不透明なものがあります。よくみかける透明なプラスチックはポリスチレン、ポリカーボネート、アクリルなどが代表的なものです。デザートのカップや弁当箱のフタはポリスチレン、街...

2022/05/20 22:23

PLA樹脂の価格はどうなっている?国内平均輸入単価の推移

PLA樹脂は環境問題から需要が増えているにも関わらず、なかなか供給が増えないという状況が続いています。原料としての樹脂の価格はどうなっているのでしょうか?日本のPLA樹脂使用量は年間5000トン程度と少ない...

2022/05/13 19:33

導電性フィラーと3Dプリントのお話

樹脂自体は基本的に導電性はありません。電気を通す導電性フィラーを練り込むことで樹脂に導電性を付与することができます。工業的にはこのような導電性フィラー複合材が多く用いられています。導電性を持つ材料...

2022/05/10 17:31

3Dプリンタとレオロジーについて

レオロジーは物質の流動全般を扱う分野の学問です。3Dプリントも樹脂の流れを扱う加工法で、ノズル内部での粘性流動や、定着から溶融接合に至るまでの挙動など、レオロジーが関係しています。樹脂は、溶融時に力...

2022/04/24 10:29

2022年ゴールデンウィーク期間中の営業とオンラインショップの発送について

いつもNature3Dをご愛顧いただきありがとうございます。ゴールデンウィーク期間中の営業とオンラインショップ発送のご案内です。◆2022年ゴールデンウィーク期間中の営業とオンラインショップの発送について◎受注...

2022/04/15 21:32

スライサーで設定する線幅と実際にプリントされる線幅

3Dプリンタのスライサーで設定する線幅と、実際にプリントされる線幅はよく混同されます。上図でいうLine widthはスライサーで数値を入れて設定する線幅です。Actual line widthは実際にプリントされる線幅ですが...

2022/04/01 22:10

3Dプリンタで発生する加熱ムラについて知っておこう!

3Dプリンタでは熱のムラが起きやすいといわれます。どんな要素が関係しているのでしょうか?代表的なものが以下の6つです。Experimentally validated modeling of the temperature distribution and the distorti...

2022/03/24 23:37

2022年もPLA樹脂はタイトな需給が続くか

PLA樹脂はここ数年需給が特にタイトになってきています(参考:2019年に発生したPLA樹脂の世界的需給ひっ迫について)。世界中で使い捨てプラの規制が強化され、PLA樹脂に対する需要が高まっているのが主な要因で...

2022/03/10 09:52

プラスチックとポリマーの違いは?

プラスチックとポリマーは、会話の上ではよく混同される用語です。2つには似たような印象がありますが、明確な違いがあります。ポリマー:日本語では「重合体」です。単量体であるモノマーを長くつなげた鎖で、プ...

2022/03/05 18:07

生分解性プラスチック 2021年生産量実績と2026年予想

世界の2021年プラスチック生産量は3億6700万トンとなりました。このうちバイオプラスチックが占める割合は1パーセント未満です。EuropeanBioplasticsによると、世界のバイオプラスチック生産能力は2021年の約242...

2022/02/19 12:43

海洋中で酢酸セルロースはどう分解するか?

世界中でマイクロプラスチックが大きな問題になってきています。各国でプラスチックに対する規制がすすめられていますが、やはり安価で特性に優れるというメリットがあり、プラスチック製品に対する需要は増え続...