2022/05/10 17:31

3Dプリンタとレオロジーについて

レオロジーは物質の流動全般を扱う分野の学問です。3Dプリントも樹脂の流れを扱う加工法で、ノズル内部での粘性流動や、定着から溶融接合に至るまでの挙動など、レオロジーが関係しています。樹脂は、溶融時に力...

2022/04/24 10:29

2022年ゴールデンウィーク期間中の営業とオンラインショップの発送について

いつもNature3Dをご愛顧いただきありがとうございます。ゴールデンウィーク期間中の営業とオンラインショップ発送のご案内です。◆2022年ゴールデンウィーク期間中の営業とオンラインショップの発送について◎受注...

2022/04/15 21:32

スライサーで設定する線幅と実際にプリントされる線幅

3Dプリンタのスライサーで設定する線幅と、実際にプリントされる線幅はよく混同されます。上図でいうLine widthはスライサーで数値を入れて設定する線幅です。Actual line widthは実際にプリントされる線幅ですが...

2022/04/01 22:10

3Dプリンタで発生する加熱ムラについて知っておこう!

3Dプリンタでは熱のムラが起きやすいといわれます。どんな要素が関係しているのでしょうか?代表的なものが以下の6つです。Experimentally validated modeling of the temperature distribution and the distorti...

2022/03/24 23:37

2022年もPLA樹脂はタイトな需給が続くか

PLA樹脂はここ数年需給が特にタイトになってきています(参考:2019年に発生したPLA樹脂の世界的需給ひっ迫について)。世界中で使い捨てプラの規制が強化され、PLA樹脂に対する需要が高まっているのが主な要因で...

2022/03/10 09:52

プラスチックとポリマーの違いは?

プラスチックとポリマーは、会話の上ではよく混同される用語です。2つには似たような印象がありますが、明確な違いがあります。ポリマー:日本語では「重合体」です。単量体であるモノマーを長くつなげた鎖で、プ...

2022/03/05 18:07

生分解性プラスチック 2021年生産量実績と2026年予想

世界の2021年プラスチック生産量は3億6700万トンとなりました。このうちバイオプラスチックが占める割合は1パーセント未満です。EuropeanBioplasticsによると、世界のバイオプラスチック生産能力は2021年の約242...

2022/02/19 12:43

海洋中で酢酸セルロースはどう分解するか?

世界中でマイクロプラスチックが大きな問題になってきています。各国でプラスチックに対する規制がすすめられていますが、やはり安価で特性に優れるというメリットがあり、プラスチック製品に対する需要は増え続...

2022/02/04 22:04

3Dプリンタのノズルのクリーニングが重要な理由

つい面倒でサボりがちですが、ノズルのクリーニングは重要で、これを定期的にやるかやらないかで造形の出来はかなり変わってきます。一体クリーニングしないとノズルはどうなるのでしょうか?3Dプリンタでの樹脂...

2022/01/30 11:12

体積固有抵抗と表面抵抗の違い

導電性フィラメントを扱う際に、体積抵抗や表面抵抗という言葉が出てきます。言葉だけだとなかなかイメージがつかみにくいです。少し整理してみましょう。体積固有抵抗対向する二つの面上に置いた二つの電極間に...

2022/01/27 22:04

Nature3DフィラメントのSDSができました!

Nature3Dで販売しているフィラメントのSDS(安全データシート)ができました!下記はLFY3Mの例です。SDSは今のところLFY3M、LFG30、EV30S、C38TSの4種類をご用意しています。発送の際にBASEより送信されるメール...

2022/01/24 23:16

3Dプリント中にPLAは結晶化するのか?

今回はアニールでなく、3Dプリント中に起こる結晶化のお話です。結晶性樹脂の場合、3Dプリント中に結晶化が進行し、造形品の機械特性が向上するということはこちらでご説明しました。3Dプリンタにおける樹脂冷却...

2022/01/02 18:03

シアシニングと樹脂の流れ方

金属や水は、原子や低分子なので、融点に達するととたんに液体になります。一方で樹脂は分子が長くつながった高分子です。高分子は鎖が絡まっているため、溶融しても水のようにすぐにサラサラの液体にはなりませ...

2021/12/26 23:03

3Dプリンタで使われる樹脂のDSC曲線を見てみよう!

DSC(示差走査熱量計:Differential Scanning Calorimeter)は基準物質と試料を同時に一定速度で昇温し、基準物質と試料の温度差から熱量を測定する装置です。高分子材料の融点やガラス転移点など基礎的なデータ...

2021/12/18 20:16

樹脂のアモルファスと結晶について改めて考える

熱可塑性樹脂は、アモルファスか、結晶の状態で存在します。アモルファスの樹脂ではポリマー鎖が無秩序に配向しています。規則性がなくだらっと鎖が伸びて広がっている状態です。ホモポリマーでいうと、ポリスチ...